スイスフランショックから見るFXのリスク
1ヵ月に10万円程の利益を安定して出せるようになれば、その次の段階して、口座残高を増やし、FXで月に30万円を稼ぐことを目指します。以上のステップを踏むと、安全にFXで月に100万円を稼ぐことができます。
では、次に実際のチャートを見ながら、大きな利益を出す方法を考えてみましょう。今年の1月にスィス中央銀行が金融政策方針の変更を発表したことによる、スイスフラン急騰前後のレートを示したチャートです。
私は、スイスフランのような取引量が大きい通貨で、これだけ短時間に急騰した相場は経験がありませんし、事前にこのような為替の急変の時期を正確に予想することは困難ですね。
大きな為替変動、経済不安、戦乱のニュースが出ると、相場に不安感が広がります。そのような相場では、20年以上前までは、「有事のドル買い」といわれ、米ドルが買われていましたが、最近では、「有事の日本円買い」となり、円か高くなる傾向があります。
とくに、今回のスイスフランの為替急変によるショック、経済不安では、地理的に遠い日本の通貨が買われると予想することができます。
よって、スイスフランの急上昇により、一時的に円か買われて高くなり、その後は、ゆっくりと円安方向に戻るだろうとの予想が可能です。
同じ時期の「米ドル日本円」のチャートです。スイスフランが急に上昇し、窓を開けているときに、日本円は急に円高に動いていますね。
スイスフランの動きは非常に急ですが、その影響で動く日本円の動きは、それに比べると穏やかです。このような場合に日本円の動きを予想し、売買すれば、高い確率で、大きな儲けのチャンスとなります。
これからも紛争、ユーロ圈の問題などで、世界的に経済不安感が強くなることが何度かあるでしょう。
そのニュースの内容と発生場所にもよりますが、そのたびに高い確率で円高に動くだろうと考えております。
突発的なニュースがいつ出てくるかを予想するのは困難ですが、その後の日本円の動きを予想することは可能です。
このように、突然の経済的なニュース、経済政策の突然の大きな変更は、事前に予想することは難しく非常にリスクが高いですが、その後の為替の動きは、経験則からある程度は予想することができます。
突発的な為替の動きだけを追いかけるのではなく、その後にくる大きな動きに乗って、利益を積み上げることが大切です。
さまざまなテクニカル指標には、それぞれ長所と短所はありますが、多くは、まったく動かない相場と逆に急に激しく動く相場では、予想の精度が下がる傾向があります。
従って、突発的で予想できないニュースにより激しく動いている通貨ではなく、それと直接関係がない通貨ペアのテクニカル指標と、経験による予想がしやすい相場で儲けることを考えましょう。
このような手順と考え方で、利益を着実に積み上げていくことが、月に100万円を稼ぐための早道です。